極道彼氏とお姫様

強い光に慣れ、目を開けると。

「流架?流架だよな?」

涙を流したであろう、彼方の姿。

「か…なた。会いたかったよ」

あたしは自ら彼方へと抱きつく。

懐かしく感じる彼方の爽やかで甘い香り。

「心配させんなよ、5日も寝てたんだぞ。

もうこんな思いはしたくない」