泣きそうな顔で戻ってきた成刄


或「ナリ?・・・どうした?」


成「・・・・」


成刄は泣かないよう下唇を思いっきり噛んでいた


或「ナリ来い」


或杜は成刄の手を引っ張り一番奥の空き教室に入った


或「ナリ噛むなって!痛いだろ?」


成「・・・」


それでも泣かないために噛んでいる成刄


或「・・・・」


或杜は成刄にキスをした


するとびっくりした成刄は口を開ける


或「血の味する・・・ほら切れてるし・・・」


キスで忘れていたさっきのことを思い出しボロボロ涙がでてきた


成刄を抱きしめる或杜


そのまま10分が過ぎた


キーンコーンカーンコーン


授業が始まった


成「じゅ・・ぎょ・・・・」


或「気にすんな。落ち着いたか?」


成「(コクッ)・・・」


首を縦に降る


或「話せるか?なにがあったか・・・」


成「・・・せっ・・先生に怒られたの。この前ださなきゃいけなかったプリント出さなかったから・・・」


成刄は嘘をついた


或「・・・嘘つくんじゃねえ。何年一緒にいると思ってんの?」


成刄は嘘に気付かれ動揺したと共に、気づいてもらえて安心した気持ちがあった


成「(どうしようか・・・)」


或「ナリ言え」


成「実は・・・先輩に呼び出しくらって・・・或杜のファンクラブの人らしくってね?ちょっと文句言われたの。」


或「・・・なんだと?」


或杜は自分にファンクラブがあることをしらなかった


それにびっくりしつつも成刄に文句を言った奴が許せなかった