「心の声が口に出てるぞ、真面目子」

「ふぇっ!?」


つい思わず効果音になってない
効果音を発してしまった

っていうか、
まっ…真面目子ってなによ…


「だから「そんじゃ、俺行くわ」

...orz


男の人は手をひらひらと泳がせながら
私に背を向けて廊下へと足を進めて行った

「あれ…これなんだろう」

正方形の透明な袋の中に
ピンクの輪ゴム?が入ってる

あの人が落として行ったのかな…?

大切な物だったら困るから後で探して
届けようと思い、制服のポケットへと入れた


その瞬間ほっそりとした腕が
私の腕へと絡み付いた