待ってよ!同じクラスってどういう事!?

断ろうと思ってテーブルに手を付いたその時
なぜか優梨が私の腕をグッと掴んだ


「え?ちょっと優「分かりました!引き受けます!」

「おお!そうかね!では梁嶋さん、武藤さん頼んだよ。」


優梨は紙にペンで何かを書き始めた
自分のを書き終えたかと思うと
私の前に出された紙を手に取り再び書き始めた


「二人分のサインです、宜しくお願いします!」

「え!?ちょっとま「助かったよ、ありがとう。」


二人は立ち上がって握手をしている


そして教室へ行こうと話しているようだが
私の耳には一切何も聞こえて来ない

状況を把握出来ずに放心状態という表現が正しいだろうか
だがその状態をぶち破ったのは優梨だった