先生が辞めることは
分かったけど
いつ辞めるなんか
知らなかった。

だけど
あたしはそんなことは
忘れて
先生との思い出を
たくさんつくった。


頭なでてくれる回数も増えたし

目が合うことも増えたし

先生があたしに乗ってくる
こともたびたびあった。


あたしは
毎日幸せだった。