先生が辞めることは 分かったけど いつ辞めるなんか 知らなかった。 だけど あたしはそんなことは 忘れて 先生との思い出を たくさんつくった。 頭なでてくれる回数も増えたし 目が合うことも増えたし 先生があたしに乗ってくる こともたびたびあった。 あたしは 毎日幸せだった。