「学校はもういいから病院へ迎いなさい」



「…」







「…春川?」



「…先生、何言ってんの。由亜は元気だよ。今は検査で入院してるだけだって。冗談やめてください」



そうだよ、変なの。



「…春川。早く言ってあげなさい。友達が待ってる」




耳がキーンとする。




痛いよ。




キーン。




「やめて。やめて」




私は、両耳をふさぎ、叫んでいた。