歩いて

外を歩く私の目から涙があふれ出る。



悲しい涙。



悔しい涙。



怒りの涙。



自分の気持ちに整理がつかない。



自分がこんなちっぽけで無力だと思わなかった。



自分の中では由亜のことを守れているって思ってた。



恥ずかしい。



自分の存在は、ただの過信のかたまり。



私は、ただ歩くことしかできなかった。