歩いて

それから、果菜が帰った後に快斗と私のことをいじめていた子が来たんだよ。



快斗、その子と付き合ったりしてなかったよ。



その子、私に泣いて謝ってきたよ。



快斗が私にあやまれって言ったみたい。



いじめられたことはすごく辛かったけど、なんかかわいそうになってその子のこと許してあげたの。



果菜にもその場にいてほしかった。



一人だと心細い。



でも、これでいじめもなくなるし、学校も楽しくなる。



快斗には、感謝しないとね。



だから、また前みたいに戻れるよ。



果菜がだめっていっても、私がそうしてみせる。



私の、安らぐ場所だから。



こんなこと、直接会って話すことなんか恥ずかしくてできないから、これ読んだらいつもの果菜でまた戻ってきてね。



由亜