歩いて

直斗と別れ、私は、家路につく。




何度も歩いてきた道。




いつも変わらない道。




人々は、この道を進む。




踏み外すこともある。




脇にそれることもある。




でも、時間はかかってもこの道にいつか戻ってくる。




快斗。



快斗も、この道を進んでいかないといけないの。




由亜が進めなくなったからって、私達も進むことを諦めたらだめなの。




快斗、聞いてる?