今日は仕事が休み。



遥と休みが同じだったためランチに行くことになった。



遥と再会してから、遥からはまめにメールが来た。



学生のころから、よく話をしていたから私もそんなに嫌じゃなかった。



お互い、仕事の愚痴やら、恋の話などの話でいつも盛り上がっていた。




「果菜、お待たせ。場所すぐにわかった?」



遥は白衣の時とはまた違う色気のある服装で現れた。



私は、遥にみとれながら、


「うん。わかりやすかったよ」


「よかった。創作和食のお店で、以前勤めていた病院の先輩に教えてもらったの」


「なんか、いい感じのお店だね」


「そう?入ろう」


遥についてお店の中に入る。



平日のお昼だからか、スーツ姿の人が目立った。



席に通され、私達はメニューを見ていた。



遥と同じランチコースを注文する。



「ゆっくり話しするの久しぶりだね。学生の時はよく話してたのにね」


遥が、話し始めた。


「うん。あの頃は実習で本当につらかったからね」


「慰めあいしてたもんね」


「遥とよく愚痴ってた気がする」


「うん。懐かしいなー。でも、絶対あのころには戻りたくない」


力強い言葉。


「私も。あんな辛い実習なんてもう二度としたくない」


私達は、学生のころの話で盛り上がっていた。



料理が運ばれ、食べながら学生の頃のはなしを続ける。