歩いて

快斗の本当の気持ちはわからない。




でも、直斗の言っていることがなんとなくわかる。






快斗もずっと由亜の死を自分のせいだと思っていたら…。






私と同じ気持ちだったら…。






自分の中でもがき苦しんでいる…。






出口なんかない…。







なんか苦しい…。






快斗が答えを見つけられていたら、私はきっと出口をみつけられると思っていた…。






出口も答えもない…。






私も快斗も由亜が死んでからなにも変わってない。





由亜が死ぬ前となにも変わってない…。