仕事が終わり、病院を出る。





少し残業をしたから、もうあたりは暗い。





駅の方へ歩く道。





「遅い」




えっ。




私の前に立つ人。




「ちゃんと、メール読んだか?」




なんか、懐かしい。




メールをみると、







-帰りに話がある-








直斗からのメールが入っていた。




「ごめん」



「まー、いいや。ごはんでも行くか」




直斗に促され、私はついていく。




前を歩く直斗の背中を見る。




前にも、こんなことあったよね。





懐かしさがよみがえる。