「んー・・・。にゃー」
寝言でにゃーてなんやねん。
あーほんま可愛いな。
寝顔がこんなに可愛い子
ほかにおらんやろ。
何となくほっぺたをつんつん
指でつついてみると、
寝てた七海が眼を
こすりながら起きてきた。
「裕介来てたの?
起こしてくれれば良かったのに〜!」
ほっぺを膨らませる七海。
キャミソールにパンツ。嫌、いくら
彼氏のみとはいえ無防備すぎるやろ。
[眠いなら寝ててもええで?]
「ううん!折角裕介が
きたんだから起きてたいのっ」
・・・どーみても眠い癖に。
七海が愛おしくて独り占めしたくて
何処にも行かないように縛り付けたくて。
[じゃあ一緒に寝るかー?]
「うんっ」
七海を持ち上げ布団に乗せ腕枕する。
「えへへ。裕介あったかい//
さっきから寒かったんだあ。」
[・・・そんな格好で寝てるからやろ。]
「だって〜」
[なあ。七海。]
「んー?なあに?」
七海が俺の前髪を弄る。
[何処にもいかんといてな?]
眼には見えないけれど
言葉の縄で君を縛り付けて
離れないように。
見えない縄で縛り付ける
(裕介かっわいー♪)
(うるさいっはげっ)
(はげてないもーんっ)