sweet×bitter



[眠いねんもん。]

気だるそうにネクタイを
緩める仕草に少しだけドキドキした。


「ねー。」


[なに?]


「明宏はさ、好きな子居る?」


なんやねんと少しだけわらうと
ちょっとだけ低い声で
「おん」とだけ答えた。


「そっか。」


[舞は?居るん?]


「・・・居るよ。」


[そっか。]




お互い 一枚の壁を
超えようとはしない。


きっとそれは 大事な友達だから。