「美優大変だね」

「本当…部活いけないよ」

「どんまいどんまいでもなんとか間に合うんじゃない?」

「そうかな?」

「そうだそうだがんばれ美優」

「うん」

その後のホームルームを終えて

帰りの用意をしながら友達の由奈と話してた

教科書とノートと筆箱をいれてずっしり重くなった紺色のナイロンのカバンを右側の肩にかける一発ではちゃんとかけられなかったのでもう一度持ち手の部分を持ってかばんをあげた

「じゃあねいってきます」

私はかばんをもっていない手をふった

「いってらっしゃいあっくるなら台本忘れずに」

「はーい」

そして私は職員室にむかった