茜色の奇跡

「ごめん…」

手を素早く離して謝られた

その顔は真っ赤

また可愛いって思う

くすくす笑うと「なんだよ〜」っていってくる

さっきの私とまるっきり逆なことに気づいたら

また笑いがこみ上げてきた

「篠原は犬みたいなんだよ」

「犬?」

唐突に犬みたいと言われなにがなんだか分からない

「危なっかしくて」

あぁそういう意味…

でも犬って…犬好きだけど

「だからさっきの手もリード気分だったどっか行かないようにね」

「行かないよ!」

そんな迷子になんかならないもん

「嫌分かんない…なんたってあそこで迷…」

「あぁもうその話はー」