「満月だ…」

そこには綺麗なまんまるの月があった

こんな風に窓から空を見上げたのはいつぶりだろうか

いつもならすぐにお風呂に入って自分の部屋に戻る

家族との思い出が残ったこの部屋がもう自分の居場所じゃないきがして

居心地が悪かったから

でも今日はなにか不思議な気分でふと窓をみた

あの夕日がなんとなく残ってるようだった

「外にいってみようかな」

今まで夜遊びもしたこともなければ一人外に夜でたこともほとんどない

だけどなんだか家にいてるのがもったいないきがした

だから私は部屋に鞄を置いて適当な服に着替えて

夜の道に足を踏み入れた

初めて位に感じる夜の空気は

少し冷たかった