「ただ心配なだけ」




「......」

「何か相談とか教師に言うの
 嫌かもしれないけど


 少しだけぐらい
 話せたら話してね?


 真面目な緑谷さんが
 変だと何かこっちも気遣う」



綺麗に笑った先生は
あたしの顔から指を離して



「それだけ、」


と言い残すと職員室に入っていった




....触られた所が熱い..

先生、あたしの存在すら分かって
ないって思ってたのに..




少しだけ嬉しかった