「先生っ、


 あたしの名前分かる?」



「ん」




急にまた呼ばれて
え?という顔をして振り返った先生



ひゅぅと窓から吹く風に
あたしと旭谷先生の髪が揺れてる




.....お願い、






「緑谷でしょ?」

「下の名前は?」





また風が吹いた
その時先生がこちらへ近づいた






少し離れた距離を
取り戻すように