私はそんなアサギを健気に思った。 「アカカギ。私ねナミダさんにお願いして・・・」 少しうるんだ声が一言ずつ部屋にこだました。 「一日だけ人に・・・なりたい。」 ・・・ 不思議な沈黙が間を置いた。 「「えぇっ!?」」 私とアカカギの声が重なった。