「……そういやお兄ちゃん、
こうちゃんが可愛いお嫁さん貰って、
可愛い甥っ子を可愛がるのを楽しみにしてたんだ」
その頃には仲直りしたいなって。
っていうか反抗期終わってますよねって。
それが俺の望むものだった。
そう願っていたんだよ。
俺を無視するのも、
ただの反抗期だと思ってたし。
「俺、兄さんとなら
子どもつくれそうな気がするよ」
俺のボヤキに、
ニコニコと、それはもう嬉しそうに
笑ったままで答える幸樹。
そしてそのまま、
俺に覆いかぶさってくる。
今の言葉を、少し曲げて解釈してみた。
子ども、つくれそうな気がするよ
↓
子作りできそうな気がするよ
↓
っていうか最終的には、
「しようか、兄さん」
ですよね、そうなりますよね!
その答えに辿り着くのと同時に、
目の前の弟は甘ったるい声でそう言った。
俺が欲しかったのは、
仲のいい兄弟と、その家族。
そんな未来だったはずなのに。
……どうしてこうなった!



