「俺はさ、好きなんだよ、高壱の事が」
もちろん、家族愛じゃなくてさ。と
これまた久々の名前呼びで、
俺を恋愛的な意味で好きなのだと言った。
俺の名前、高壱(こういち)
だけど学年は高2です。
紛らわしいよね、
「高壱、高2です!」
どっちだよ!ってね。
そんな現実逃避をしていると、
幸樹が聞いてんのかよとにらみ付ける。
「ま、まあ、あれだよね、
愛の形は人それぞれだよね。
お兄ちゃんはそれを否定しないから!
俺はいつでもこうちゃんの味方だよ!」
「味方……?」
幸樹がそう呟いたかと思えば、
俺は再び仰向けに。



