Tricksters






「言い訳なんかしてねぇーっていってんだろ!」


思わず声を荒げると、李花はビクッと肩を揺らした。


「じゅんちゃん……」


なんで、俺を信じてくれない?


何も嘘をついてない。
李花を騙すつもりなんてない。



「帰るね、今までアリガト」



今までアリガト?
それって随分一方的だな。

こっちは、どれだけオマエの事心配したと思ってんだ




「李花、そういえばオマエ
またヤミ金業者から連絡ないか?」



李花は、涙を拭きながら
首を横に振った。


「なんかあったら、すぐに誰かに相談しろよ」


吐き捨てるように放った言葉

俺は、もうオマエの相談にはのれないって意味だ。