Tricksters





「ううん、もう百円玉の御利益切れだよ」



「李花……」


別れたいか、別れたくないかと聞かれたら別れたくない。



ユカリさんに、流されそうだけど


それでもやっぱり俺は李花を手放すわけにいかない。

だって、ずっと大切にしてきた女だ。

こんな最後は嫌だ。



だけど、李花の涙は止まらない。


「そんなの関係ないだろ。

俺は、今でも李花が好きだ……



とにかく部屋に入れよ、他の奴がいるから、『俺の彼女だ』って紹介するから」


李花は、ブンブン首を振る。


「やだ、もし誰もいなくて

じゅんちゃんが、また言い訳したら李花じゅんちゃん嫌いになっちゃう。

今、ここでハッキリさせた方がいいよ。

私たち、やっぱ別れた方がいい

李花は浮気されても、じゅんちゃんと付き合う自信ない」