「李花、ごめんな。 ちゃんと話すから……だから、泣かないで聞けよ」 所長が、ユカリさんに触れたように俺も李花の後頭部を大切そうに撫でる。 「やめて!」 だけど、李花はユカリさんみたいにウットリと身を委ねたりはしない。 くそっ…… 「じゅんちゃん、初詣で『これからも一緒にいよう』て二人でお願いしたのにね? やっぱ、百円玉じゃなかなくて五百玉入れないと神様はお願いきいてくれないんだよ……」 「そんなはずねーだろ? 百円玉でも、俺たちは大丈夫だ」