これがアイツだったら、一生恨んで呪い殺してやる。

言うことやること
全部が適当で芝居がかってて、中途半端だからな!


「ありがとう。
淳一がそう言ってくれると、気持ちが少し楽になった。

正直、俺が倒産と自己破産することによって従業員だけじゃなくて顧客や債権者とかに迷惑かけて気が滅入ってたんだ。

泣きながら走る李花ちゃん見たときは、淳一に何かあったんじゃないか心配したよ」


「俺は、大丈夫ですよ。
李花とも、また話し合ってみます」



「そうか、


それにしても派手に飲んだな?」


社長は、部屋を見渡して豪快に笑う。



「昨日の夜に、ここで歓迎会やってくれたんすよ。

片さないで帰りやがって……」


「ハハハッ、楽しそうで何よりだ!!」