あたしは今日も1人で朝食をとる。


…1人では広すぎるこの部屋で。

そのあとは身支度をして明るい軽くウェーブのかかった髪を隠すように黒くて重いウィッグをかぶる。


分厚すぎるだて眼鏡をかければ学校用のあたしが完成。


よしっと気合いを入れ玄関へ向かう。


もうすっかり履き慣れたローファーに足をつっこみドアを開く。


最後に誰もいない部屋にいってきますと言うけどもちろん返事はなくって。


あたしは寂しさを少しだけ残して学校へ行く。


これがあたしのいつもの朝。