「ほら、学校行こう?ずっとこのままじゃ遅刻しちゃうよ」 そう言えば、智也は腕を解いてくれる。 それがどうしても寂しくて、振り切るように歩き出した。 「まったく、そういうことは彼女さんにしてあげてよね」 「オレの彼女は綾芽だけだって!つか綾芽以外はお断り!」 「私は彼女じゃなくて幼馴染みでしょっ!」 愛を告白され続けて十余年。 今日もまた、私は好きな人をフり続けています。