「あの、なんですか?」
男の子の声らしかった。
「音漏れ!うるさくて寝れなかったの。」
「あぁ、すいません。」
「まぁ許してあげるよ。音楽センスがいーから(笑)」
なんだか、涼しい声だったと言うか、誰かと話していたかった。
それからそのバンドのことについて話した。
なぜだか分からないけど、意気投合した。
「あ、あのさ、名前は?」
「彰。そっちは?」
「亜暉だよー。」
「何年?」
あたしのこと知らないんだ。
「2年だよ。あたし知らないとか遅れてる(笑)」
「2年か。俺1年だけど。俺あんまそーゆうの興味ないから。」
タメ口かよ。
けど、なんか、珍しいタイプ。
顔が見てみたい、そう思った。
その瞬間だった。

