私と、姉と、彼と。




由優はとにかくどんくさい子だった。



顔は可愛いけど何をやってもイマイチだった。



そのせいか、いつの間にか、人に頼るのが上手になってた。


きっと本人は気付いてないだろうけど。









由優はそれがエスカレートし、中学校に入る頃には私の目には“偽善者”に写って見えるようになった。





“どんくさいけど真面目で可愛くて優しい”

そんなみんなに愛されるキャラをどこかで演じるようになった。












──根はあたしと似たようなエグい性格なくせに。