あたしは今まで人間として生きてきたし、そういう事とかよくわかんないけど。 その、校長のいう涙の雫ってのは大切なものだってことはわかる。 あたしは首にぶら下げた水晶の巾着をギュッと握った。 「おい、もう帰らねぇと。暗くなるぞ」 リオが立ち上がった。 「でも、ルイが…」 今日はルイがあたしの付き添い役の日。 だから、あたし1人で帰れない。 それに…あんなもの飲んだルイが心配だし…。 「大丈夫だ。ルイの代わりに今日は俺がついてやるから」 「うん…。」 あたしは歩き始めたリオについて行った。