中に入ると カラスはカーカー鳴くし 虫はウジャウジャいるし 木はザワザワするし やっぱり恐怖的要素たっぷりだった 「リ、リオ…」 「あ?」 「手ぇ、繋いでいい?」 あたしがそういうとリオはしょうがねーなと言うような顔をして「ん」と手を差し出してきた。 あたしがその手を取るとギュッと強く握ってくれた。 リオの手って大きくて温かい。 「リオの手って安心する」 「そりゃどーも」 そんな風にそっけなく言ったつもりかもしれないけど、リオの耳は真っ赤に染まっていた。