「そう、じゃあまだなのね…」 「っえ?」 あまりにも小さな声だったのであたしには聞こえなかった。 「よし!じゃあクラスに案内するわ!!」 あたしは、校長先生に連れられて「キングクラス」と書いてある教室に入った。 ……あれ? ふつうのクラスだ… 目の前に居るには普通の"人" あたしが、想像してたのは "いったんもめん"とか"鬼"とかが うじゃうじゃいるの。 いわば、グググの小太郎みたいなイメージをしていた。