数十年後の同窓会とか。 1人だけ息子混じってんじゃないかと思われそう。 可哀そうに。 きっとひそひそされて遠巻きにされるんだ。 だけど俺は今日の恩があるから、 俺だけは一緒に喋ってやるよ。 マジで。 そんな思いを込めて天津を見ていると、 彼の耳が何故か赤くなった。 やっぱ風邪でもひいてたのか、マジで。 暖かくしろよ。 晩御飯を食べた後、 そう言って見送った。 天津は不思議そうな顔をしていた。