学園のプリンス・プリンセス



だんだん近づいてくる匠
しかもベッドの上だから私は必死に座りながら後ろに下がる
こいつは四つん這いになりながら私を覆うようにして来る

どんっ

『きゃっ』

もう逃げられない
壁側まで来ちゃった

「どうする?」

『本当に写真はバラまかない?本当に無くしてくれるの?』

「ちゃんとお前が言う事聞いたらだけど」

こいつの言いなりになるのは嫌だけど
写真撮られるのはもっと嫌

『わかったよぉ...』

「よしっ契約したな?」
契約って(笑)
かっこよく言えば良いもんじゃないよ

『で、何すればいいの?』