「八神には、俺がどう見る?」

彼は回答するのに面倒臭い質問を言って来た。

一般的に彼を見ると優等生としか言えないだろうが、今の彼はそんな回答を求めないのだろう。

本当に面倒臭い質問だよ、朝霧悠飛。

だから、私は言ってやった。

「私は君が求めいる言葉を言うつもりは無いよ。じゃぁ、君にも問おう。君には八神鈴がどう映っているか。」

彼は答え無かった。

答える事が出来ないのだろう。

まさか、三日前に話した私がこんな事を言うとは思わなかったのだ。

「答える気が無いなら、私は行く所があるので失礼するよ。」

と言って歩き出したのだが、朝霧悠飛に止められてしまった。

「離してくるないかい?私は暇じゃ無いのだよ。」

「俺は八神が救世主に見えた。」

救世主?

君はそんな者を八神鈴に求めていたのか。

馬鹿らしい。

「朝霧悠飛。言っておくが、私は君の救世主じゃぁ無いのだよ。君が勝ってに求めて、勝ってに思い込んだ創造を私に当てはめているだけだよ。」

本当に彼が何を考えているのか、分からない。

分からないから、こうやって突き放そうとしているのだ。

さて、彼はどうするのだろうか?

この私を拒絶するか、それとも受け入れて仕舞うのか見ものだよ。

「俺は・・・八神が同類だと思ったんだ。」

そう、呟いたのを聞いて私は笑った。

彼は私を同類と思ったらしい。

まぁ、成績は彼の次に良いからね。

でも、私の周りには人は集まらない。

いや、集まる事が出来ないのだ。

私がそれを許さないから、私が集まられる前に話しかけれないように移動し、鉢合わせが出来ないようなや行動をするから。