深海に咲く花




「…ハァ、で?用件は。」

痺れをきらしてそう言うとチッと悪態を
つく漸。

こいつ何様…?
学校じゃなかったら殺してるのに…。


「…お前にとって桐夜は何だ。」

桐夜…?
予想外の質問に一瞬黙るとさらに睨む
漸の姿が視界に入る。


「…何で言わなきゃならないの。」

そう言うと眉間に皺を寄せる漸。

でも私はこいつ等に言うつもりはない。
何で話さなきゃいけないのか理解し難い。