翠愛は泣きそうになっていた。
でも我慢しているのはわかっている。
それは俺にはどうする事も出来ない。
そこまで干渉したら翠愛が壊れそうな
気がして―…恐いから。
俺は翠愛の横に寝そべると暫くは
翠愛の頭を撫でていた。
暫くすると横からは規則的な寝息。
そんな翠愛に思わず頬を緩めた。
翠愛は仕事のせいか滅多に人前で
簡単に寝る事はない。
だから俺は信用できる奴―…なのかな?
俺は―…翠愛を独りにしないから。
1人そう誓うと瞼を閉じた。
桐夜side end
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…