深海に咲く花




「…ごめんね桐夜。
私全然、桐夜のこと考えてなかった。
桐夜はね護衛である前に私の掛け替えの
ない大切な人だよ。」


そう言うと嬉しそうに頬を緩める桐夜。


「…でも、任務に同行するのは駄目。」

そう言うと、それって命令?と悲しい
声で呟くように言う桐夜に首をふる。


「…これは命令じゃなくてお願い。
桐夜は…汚れないで…?」


自分でも驚く程声が弱々しくなって
思わず目線を外した。