深海に咲く花




「…桐夜?」

ベッドに腰掛けて名前を呼ぶと微かに
反応する桐夜。


「何がそんなに嫌なの?」

そう言っても何も反応を示さない桐夜に
ごめんね、と呟くとガバっといきなり
起き上がる桐夜。


「翠愛は謝らなくていい…。」


今にも泣き出しそうな桐夜に優しく
頭を撫でると私の肩に顔をしずめる桐夜。