深海に咲く花




「…久々だな翠愛?」

そう言って笑う綺麗な顔の男は
私の数少ない理解者である
西安 豪[セイアン ゴウ]


「久々だね。」


豪には自然体でいれる。
桐夜もそうだけど。


「じゃあ2人には3件仕事があるん
だけど平気か?」

そう言う父親は既に父親の顔ではない。
今の表情はもう仕事の時の顔。


「大丈夫です。」
「問題ありません。」

だから私たちも仕事に切り替える。