深海に咲く花




「…翠愛、ごめん。」

歩いていると本当に反省しているのか
申し訳なさそうに謝る桐夜。


「いいよ。仕方ない事だから。」

そう言うと先程より明るくなった桐夜に
それより、と続けて話し出した。


「……どこいく?」

出てきたはいいけど行く場所がない。
図書館?屋上?

あっ……


「桐夜、屋上行こう。」


なんだか無性に空が見たくなったから。