深海に咲く花




「…父さッ…ん…グス…母さッ…ん…」

思わず涙が込み上げてきて涙声になり
ながらも名前を呼ぶと2人も頭をあげ
涙目になっていた。


「…翠愛ごめんねッ…本当に…ッッ」

謝りながらもしっかりと抱き締めて
くれる母さんに何度も頭をふる。


「…翠愛?翠愛に会わせたい人がいる。」


そう言った父さんの顔は本当に嬉しそう
で不思議に思いながらも頷くとゆっくり
扉が開いた。