深海に咲く花




「―…私には兄がいたの。」


そう言うと今から話す事が分かっている
桐夜と豪は一瞬表情を歪める。


この話は本当に親しい2人と家の者しか
知らない話だから…。


でも―…私は今こいつらと仲間に
なりたいと思った。


一瞬でも思ったならそれは私の正直な
気持ちだから…自分の気持ちを偽るのは
もう終わりにしたいと思ったから。


桐夜と豪を見ると私の言いたい事が
わかったのか2人とも微笑んでくれた。