深海に咲く花





「…どう?落ち着いた?」


暫くたってようやく泣き止むと桐夜は
優しく頭を撫でたまま聞いてくる。

それに頷くとそっか、と呟き本当に
安心したように笑う。


「…私ね、本当は殺し屋なんかやりたく
ないの。…でも、兄貴の事考えたら…
私がやらなきゃいけないんだ。」


そこまで言うと皆は悲しそうな顔を
している。


…まだ知り合ってそんなにたってない
のに炎鬼の皆は優しくしてくれる…。


そう思うと胸が温かくなったのは多分
気のせいじゃないだろう。