そういうと彼女はクルリと向きを変え走り出した。 えっと ちょちょっといきなりどうしたんだ? その行動に固まっていると ピタリ。 いきなり彼女がとまった。 なんだ? 「お名前聞き忘れていました!教えていただけませんか」 なんだ。 彼女も気にしてくれてたのか。 少し顔が緩みながら答える。 「俺は酒井秋だよ。君は?」 「私は榊原稟ですわ!またどこかでお会いしましょう」 そういうと今度こそいなくなった。