「ちょっ離れて!」

私は橋本くんを強く押し返した


冗談じゃない!何でこんな奴と付き合わなきゃいけないわけ?何でファーストキスだったのによりによってこんな悪魔に奪われなきゃいけないの!

「ふざけた事言わないでください。」


背の高い橋本くんに精一杯睨み付け言った

「結構本気なんだけど…俺綺麗な人とは付き合っときたいんだよね。」


こいつ、殴ってもイイデスカ?
頭もいい顔もいいくせに性格だけ最悪なんだ。
学校では、優等生を演じて
ボロがでないなんてものすごく悔しい。


「私なんかより綺麗な人なら世界中数えきれないほど居るし、そっちの方がいいんじゃない?」

これ以上関わってたら、他に大事にしてるものが奪われそうな危険を感じたから"じゃあ"と言って立ち去ろうとした。