恋のきせつかも。


最近はそんな銀河の代わりに、横には先輩がいる。

逆方向だけど、暗いからって途中まで送ってもらっている。

でも先輩には悪いけど、どうしても思い出してしまう。

銀河と一緒に帰ったときのこと。

「いいよ別に。しかたないじゃん。でも新しい恋はじめたほうがいいよ」

「そんなこといわれても…」

惚れっぽい私がこんなに続いてるだけでも奇跡なんです、と続けた。

先輩はなんとなく府におちないような感じで、そうか、と呟いた。

先輩こそ最近の進展は?

私が聞くと、苦笑した。

特にないなぁ。

頭をかきながら答えた。