セカンドキスをした。

もちろん、類と。

でも…なんか。

「前回とちょっと違う」

私は唇を押さえて言った。

類は、苦笑交じりにごめん、といった。

「やっぱりわかる?んと…この間小池と話して」

小池はリンのことだ。

「リン、何はなしたの?」

「体目当てで、紅と付き合ってるんじゃないか?って。心配してた。いい友達だね」