恋のきせつかも。


先輩、大好き。

うん、俺も。

私たちはもう一回抱き合って、自転車に乗り込んだ。

「門限アウトなんだけど」

そこからは笑って、自転車をとんでもないスピードで漕ぎ出した。

別れを惜しんでいる場合じゃなかった。

家ではこってりしかられることになったけど、しかられてる最中まで先輩についてかんがえちゃうなんて、私も重症かな?